【事例紹介】ノバレンズのデザイン実績 葛飾区亀有「CAFE&DINER WAGER」
今回ご紹介するのは、東京都葛飾区亀有に位置する「CAFE&DINER WAGER」(カフェ アンド ダイナー バーガー)です。アメリカンクラシックな雰囲気を基調とし、食事からショッピングまで楽しめる魅力的な空間を提供しています。この店舗は、Web制作やグラフィックデザインを手掛ける企業が初めて出店したお店であり、そのセンスが随所に反映されています。今回は、亀有という地域性や内装デザインの工夫、さらには提供される体験まで、詳しくご紹介します。
下町情緒と利便性が融合する亀有の魅力
亀有といえば、昔ながらの下町情緒を色濃く残しながら、近年の再開発によって新しい魅力が加わったエリアとして知られています。特に、かつての人気アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台となった街として有名で、観光客にとっても親しみやすい場所です。街を歩けば、どこか懐かしさを感じる商店街や歴史を感じさせる建物が点在する一方で、大型商業施設や新しいマンションが建ち並ぶ姿も見られ、亀有の多様な魅力が垣間見えます。また、JR常磐線亀有駅と東京メトロ千代田線を利用できるアクセスの良さも、亀有の大きな特徴です。都心部への移動が便利なため、通勤者やファミリー層にとって住みやすい地域となっています。このような背景から、近年は新しい住民が増え、活気ある街づくりが進んでいます。さらに、商業施設や飲食店も多く集まり、生活利便性が非常に高いエリアとして注目されています。
「CAFE&DINER WAGER」の立地が持つポテンシャル
そんな葛飾区の中心ともいえる亀有駅から徒歩1分という好立地に位置するのが、「CAFE&DINER WAGER」です。この店舗が入るのは、「亀有リリオ弐番館」という商業施設の地下1階。この施設は駅前のランドマーク的存在で、ショッピングやエンターテインメントを楽しむ人々で賑わいを見せています。
「CAFE&DINER WAGER」がこの場所に出店したことにより、亀有というエリアの魅力をさらに引き立てています。駅前という抜群のアクセスの良さに加え、地下に位置する店舗はちょっとした隠れ家的な雰囲気を持ち、訪れる人々に特別感を与える場所となっています。また、大きなガラス壁からは店内の活気ある様子が伝わり、駅を利用する人々の目を引くポイントにもなっています。また、亀有の街の成長の一端を担う存在としても注目されています。例えば、アメリカンクラシックな内装や、食事だけでなく、クラフトビールやハンバーガーといったトレンドを取り入れることで、若年層や観光客の関心を引きつけつつ、地元住民にも愛される店舗となっています。
味わうだけじゃない、新しい楽しみ方を提案する「CAFE&DINER WAGER」
「CAFE&DINER WAGER」は、料理とショッピングの両方を楽しめる特別な空間です。看板メニューのハンバーガーは、和牛パテを使用したジューシーで贅沢な味わいが特徴。さらに、豊富な種類のクラフトビールを取り揃え、食事と一緒にが楽しめるのも魅力です。ビールは前払い制で、気軽に楽しめるカジュアルなスタイルも人気の理由の一つ。また、店内ではオリジナルデザインのアパレル商品も販売しており、Tシャツやパーカー、キャップなどが揃っています。ここでしか味わえない美味しいハンバーガーとショッピングを同時に楽しめるのは「CAFE&DINER WAGER」の一番の魅力となっています。
店内を彩るアートとペイント
店内にはサンフランシスコで経験を積んだサインペインター、Shinya Nakahara氏が手掛けたペイントアートが随所に施されています。店舗正面のガラス壁には店舗名のロゴが大きく描かれ、店内の壁一面にはニューヨークやロサンゼルスといった都市名やその地域のランドマークの絵が描かれ、訪れる人々にアメリカの街角を思わせる雰囲気を醸し出しています。このアートは店舗全体のデザインコンセプトを引き立て、空間全体を一つの作品として楽しめる工夫がなされています。
大胆な改装で生まれた新しい魅力
「CAFE&DINER WAGER」の内装デザインは、シンプルさと機能美が融合した空間となっています。全体的なテーマは『アメリカンクラシック』。このコンセプトを基に、素材や配色にこだわり、洗練された空間が実現されています。
天井や壁は白を基調とし、明るく清潔感のある印象を与える一方、床にはモルタル調の仕上げを採用。無機質な質感がアメリカンヴィンテージの家具やディテールと絶妙なコントラストを生み出し、まるで海外のダイナーに訪れたかのような非日常感を感じさせます。また、木製のカウンターやメタルチェアといった素材の組み合わせが、インダストリアルな雰囲気を醸し出しつつも、どこか温かみを感じさせる空間を作り出しています。
さらに、店舗正面の大胆な改装も「CAFE&DINER WAGER」の特徴の一つです。元々小さな窓しかなかった壁を一面ガラスサッシに変更することで、視覚的な広がりをもたらすだけでなく、外からも店内の賑やかな様子を伺えるようにしています。先ほど記述したShinya Nakahara氏が手掛けたガラス壁に大きく描かれた店名は、店の前を行き交う人々の視線を引きつけるような存在となっています。
居心地の良さを追求したデザイン—オーナーの思いが生んだ空間
店舗内の照明には、落ち着いたトーンのペンダントライトやスポットライトを配置し、空間全体に柔らかな明るさを演出。特にテーブル周辺は、食事を楽しむための心地よい明るさを保つようにしました。これにより、リラックスした時間を過ごせるよう配慮がなされています。また、壁面を活用したディスプレイデザインも魅力の一部です。店舗の一部の壁には、オーナーのこだわりでセレクトされたヴィンテージポスターやアート作品が飾られており、これらの装飾品が、店舗のテーマである「アメリカンクラシック」を一層引き立て、訪れる人々はまるで海外旅行に来たかのような気分を味わうことができます。
一方で、実用性にも配慮した設計を施しています。カウンター席には各所にコンセントが備え付けられており、リモートワーカーや長く滞在したいお客様にも最適な環境が整えられています。また、座席配置も広々としており、家族連れや友人同士でもゆったりと過ごせます。こうした設計の背景には、オーナーの「来店するお客様に快適に過ごしてほしい」という優しい思いが込められています。
亀有の街に溶け込む「CAFE&DINER WAGER」のこだわり
下町の温かさと再開発による活気が共存する葛飾区亀有。その魅力を背景に、「CAFE&DINER WAGER」はアメリカンクラシックの世界観を堪能できる空間です。内装は、ノバレンズが手掛けたデザインと施工で、シンプルさと温かみを兼ね備えた居心地の良い仕上がりを実現することができました。ガラスサッシの開放的な外観や、ヴィンテージポスターが彩るインテリアが、訪れる人々を惹きつけています。さらに、和牛パテのハンバーガーやクラフトビール、オリジナルアパレルなど多彩な楽しみ方が充実しており、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力的です。そんな「CAFE&DINER WAGER」では、多くのお客様が特別なひとときを過ごせることでしょう。飲食店や店舗空間のデザインをご検討の際は、ぜひノバレンズにご相談ください。