【事例紹介】ノバレンズのデザイン実績 東京都新宿区「蘭蘭酒家」

【事例紹介】ノバレンズのデザイン実績 東京都新宿区「蘭蘭酒家」

今回ご紹介するのは、1973年創業の中国料理店「蘭蘭酒家」(ランランチュウジャ)です。京王新線初台駅南口から徒歩1分の便利な立地にあり、半世紀にわたり愛されてきた老舗が、内装の老朽化や店舗の縮小に伴い、ノバレンズによるリノベーションを経て新たな息吹を吹き込みました。伝統と現代性が共鳴する新しい空間は、料理と共に歴史ある雰囲気を楽しんでいただける場所として生まれ変わりました。

アートの街初台で出会う、「蘭蘭酒家」の特別な空間

初台駅南口の駅前には、アートやカルチャーが集まる都市の一角として知られる東京オペラシティや新国立劇場がそびえ立ち、飲食店やカフェなども多く、多様な人々が集まるエリアへと発展しました。駅周辺には長年地元に根ざしたお店も点在しており、訪れる人々は温かみのある独特な雰囲気を体験することができます。「蘭蘭酒家」は、そんなエリアに調和しながらも一際目を引く存在として、訪れる人々に特別な時間を提供しています。

「蘭蘭酒家」の内装デザインコンセプト

この改装プロジェクトでは、長年愛されてきた「蘭蘭酒家」ならではの落ち着きと、施主様の個性を反映することを意識しました。オーナーが長年にわたって収集した工芸品が店内に飾られ、お客様を迎えます。京王線沿線に足を運ぶ人々が、日常の喧騒から離れた静かな店内で、本格的な中華料理と共に、文化と歴史を感じていただけるような空間を演出しました。

砂礫層を感じさせる独自の内装と素材選び

今回のリノベーションでは、「蘭蘭酒家」の長年愛されてきた伝統と趣を大切にしながら、現代的な洗練さを取り入れた佇まいを実現しました。

店舗外観は落ち着きと伝統美を感じさせるデザインが特徴で、砂礫層のような質感のあるテクスチャを採用。シンプルながらも重厚感のある雰囲気を演出しました。店名が掲げられたサインには温かみのある照明が施され、控えめながらも店舗の存在感をしっかりと感じさせます。サインの書体も伝統的な雰囲気が漂い、クラシックな美意識を表現しています。

各テーブル席には照明が柔らかく差し込むように設計され、壁には温かみのある間接照明が仕込まれており、リラックスできる空間を演出しています。テーブルや椅子は木材が使用されており、木のぬくもりが感じられます。これにより伝統と現代が調和して、親しみやすさと上質さが共存するデザインとなりました。

壁面には幾何学模様が繰り返され、中国の伝統的な円形パターンが用いられています。この幾何学模様は、調和とバランスを象徴しており、空間に落ち着きと統一感を与えています。また、中央部分には手描き風の花鳥図があり、この繊細な絵柄が華やかさと上品さを加えています。

このように、伝統の温もりと現代の洗練が調和する唯一無二の空間を実現し、訪れる人々が本格的な上海料理をゆったりと楽しめる、親しみやすさと上質な雰囲気を兼ね備えた心地よい空間を作り上げることに成功しました。

 

応用の効くレイアウトとフレキシブルな間仕切り

「蘭蘭酒家」のもう一つの魅力として、柔軟性あるレイアウトが可能な可動式間仕切りを採用しました。さまざまな利用シーンに応じて空間を自在に変更できる設計としました。たとえば、少人数の会食やプライベートな時間には落ち着いた個室として利用でき、特別な集まりや宴会には開放的な空間に調整が可能です。お客様一人ひとりの利用シーンに応じた空間を提供することで、あらゆるシチュエーションに適応する店舗づくりがなされています。

1973年創業の名店「蘭蘭酒家」:新宿・初台の地で刻まれる伝統と革新の内装リノベーション

新宿・初台の地で長年にわたって愛される「蘭蘭酒家」は、リニューアルを経てさらにその魅力を高めました。中国各地の名菜や郷土料理と共に、歴史ある味わいと伝統に包まれたひと時をお楽しみいただけます。「蘭蘭酒家」の長年の歴史を尊重しながら、現代的な機能性を兼ね備えたリノベーションを行いました。このように私たちノバレンズは、デザインと施工を一貫して行う当社のサービスにより、オーナー様の理想を形にし、店舗の美しい空間づくりに貢献しております。